靴音


靴が歩く
路傍の野草を踏みしめながら
苦渋の調べを軋ませながら

流浪の悶えを
おんぼろ靴に詰め込んだギタリストよ
心に響くあなたの爪弾き
悶えれば悶えるほど芳醇

アンコールはいかが?
アンコールは?
けれども
黄昏が急速に閉じてしまって

肩をすぼめて
行きずりの靴たちが
夕闇方面へ遠のいてゆく
苦渋の調べに合わせながら
もの悲しく すり減りながら 
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プロフィール

toruta

Author:toruta
・1934(昭和9年)8月 東京生まれ
・1992(平成4年)3月 詩集「仮面中毒」上梓
◇詩空間は「青年」の発信広場。すこし齢を重ねましたが、私の「青年」はいま真っ盛りです。
◇私は敗戦後70年を遍歴した者として、身近にこぼれた諸現象を、腰を屈めてたぐっていきたいと考えています。

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