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葬列が行く

譜面に配置された者たち
権力の指に弾かれて
ぬかるみを行く
七色の悲鳴をあげながら

白紙の遺書を振りかざして
幾千の悔恨を踏みしめながら
骨肉の末に思いを残しながら

黒装束を剥いで見よ
剥いで見よ
隠された意図を暴(あば)いてみよ

損と得との
ラインとラインとの
教えと教えとの せめぎ合い
結果 人と人との殺し合い

ひゅ~う ひゅ~う
墓地がざわめく と驟雨

苔むした墓標に
譜面から消された者たちの
瞑目した片目が坐っている
雨に濡れそぼりながら
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プロフィール

toruta

Author:toruta
・1934(昭和9年)8月 東京生まれ
・1992(平成4年)3月 詩集「仮面中毒」上梓
◇詩空間は「青年」の発信広場。すこし齢を重ねましたが、私の「青年」はいま真っ盛りです。
◇私は敗戦後70年を遍歴した者として、身近にこぼれた諸現象を、腰を屈めてたぐっていきたいと考えています。

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