最後の最後

女が匂うと
つい港町に潜りたくなり
やっと辿りついた女と
べったりと寝て
別れる
別れるその前に 最後のもう一回
追加して
孤独の渚に打ち上げられる

これで最後
おぼろげに心に決めて
別れのグラスをぐいと呑み干し
年増にからんで
前歯をへし折られる

これがほんとの最後
ピンピンの紙幣が一枚
小便かけて邪険に捨てる
捨てないで やっぱ
女を拾う

これこそ最後 と言って
彼 溺死してみる
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テーマ : 詩・想
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

toruta

Author:toruta
・1934(昭和9年)8月 東京生まれ
・1992(平成4年)3月 詩集「仮面中毒」上梓
◇詩空間は「青年」の発信広場。すこし齢を重ねましたが、私の「青年」はいま真っ盛りです。
◇私は敗戦後70年を遍歴した者として、身近にこぼれた諸現象を、腰を屈めてたぐっていきたいと考えています。

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