同伴者

ぼくの体積に収めきれなくなったものが
外へ 外へと生えてくる
切っても切っても 生えてくる

波打ちぎわで転げている あれは
格闘のすえ
ぼくが放り投げたお前だ

返り血を夕陽で洗い流すと
海一面が茜色に染まった

これでよしと 立ち上がる

背中の継ぎ目からまた生えてくる

ぼくが逃げると一緒に駆けた
ぼくが嘆くと一緒に泣いた

風呂敷に包んで持ち歩く
はてな と
結び目から様子をうかがうお前
たがいに不審を投げかけながら
そわそわと 
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アニメ

 このどろどろとしたものは、「もののけ姫」等は宮崎駿のアニメに出てくる怪物のようだ。
 敵ではあるがどこか共感する所を残すところがさすがだ。

 作者はこの迷宮にまだ未練があるのか、そこがじつは安心だったりしているのかもしれない。
 

感謝

有名アニメを連想してもらって恐縮してます。無意識ながら、そういうイメージを持っていたのかも。まだ、いろいろ不慣れですが、今後ともよろしく。引きつづき忌憚のない感想をお願いします。

プロフィール

toruta

Author:toruta
・1934(昭和9年)8月 東京生まれ
・1992(平成4年)3月 詩集「仮面中毒」上梓
◇詩空間は「青年」の発信広場。すこし齢を重ねましたが、私の「青年」はいま真っ盛りです。
◇私は敗戦後70年を遍歴した者として、身近にこぼれた諸現象を、腰を屈めてたぐっていきたいと考えています。

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